暦の上ではもう春。とは言いつつもまだまだ朝晩の冷え込む日が多く、いつになったら暖かくなるのかしら……。と春を待ち遠しく思う一方で、今月初日から早くもゴールデンウィークに向けてのキャンプ場の予約が一斉に解禁し、アウトドア派の方々はすでに準備体制に入っているようです。
多様化するアウトドアスタイル
最近では「グランピング」と呼ばれる、女性でも気軽に手ぶらで行ける贅沢でラグジュアリーなキャンプが流行したり、その真逆で主に男性を中心に、とことんギアの性能を追求するサバイバル系のキャンプに熱中する方が増えたり、自然の中での調理や飲食を楽しむ「キャンプ飯」が話題を呼んだりと、ここ何年かでキャンプのイメージも随分と変わり、アウトドアの楽しみ方も多様になってきました。
今年はじめてキャンプデビュー、という方もいらっしゃるかもしれませんね!
そんなわけで、来るべきアウトドアシーズンに向けてすでに準備を始めている皆様に、FOOD LIFE DESIGNおすすめの「ちょっと差の付くアウトドアアイテム」をご紹介いたします。アウトドアは苦手で……という方も、ご自宅のお庭やバルコニーに出てちょっとした贅沢気分を味わえる、そんなアイテムですので、ぜひご覧ください!
HOLMEGAARD(ホルムガード)「DESIGN WITH LIGHT」シリーズから「ハリケーンランタン」が登場
当ストアではすっかりお馴染みの、デンマーク王室御用達ガラスブランド「HOLMEGAARD(ホルムガード)」の人気シリーズ「DESIGN WITH LIGHT」から、なんとアウトドア用の「ハリケーンランタン」が登場です!
ハリケーンランタンとは?
ハリケーンランタンは、アウトドアに馴染みのない方にはいまいちピンと来ないアイテムかもしれません。
写真のような、下部のタンクに入った燃料(主に灯油が使用されます)を燃やして明かりを灯すタイプの吊り下げ型のランプのことで、炎を覆う「ホヤ」と呼ばれるガラスと、その両脇についた支柱のようなチューブが特徴です。別名「ストームランタン」とも呼ばれ、嵐の中でも消えないほどのたくましい燃焼力と、使い始めの手間がなく誰にでも簡単に扱える気軽さから、キャンパーの間では人気のアイテムです。
デザインもどことなくアンティーク調でインテリアとして飾っても趣があるので、あらゆるブランドのカラーやサイズをコレクションしている人もいるほどです。(ブランド側も毎年限定カラーをリリースしたりしています)
HOLMEGAARD(ホルムガード)がハリケーンランタンをデザインしたら、こうなりました!

カッコイイ……。これが素直な第一印象でした。
DESIGN WITH LIGHTシリーズの特徴である「ガラス×天然革」という異素材ミックスのデザインを踏襲しつつ、ステンレス製のオイルタンクがソリッドな高級感を演出しています。
本来、ハリケーンランタンは、ホヤの両脇にあるチューブを空気が循環することで燃焼を維持する仕組みになっているので、HOLMEGAARD(ホルムガード)の「DESIGN WITH LIGHT ハリケーンランタン」は、どちらかというとオイルランプに近い構造です。
燃料として推奨されているのも、オイルランプに使用されるリキッドキャンドルやレインボーオイルなどのパラフィン系炭化水素燃料。灯油よりも引火点(火を近づけるとオイルそのものが発火する一番低い温度)が高く、揮発性が低いのでオイルの蒸発やオイル臭も抑えることができ、安全です。
ランプ部分を、HOLMEGAARD(ホルムガード)熟練の吹きガラスのホヤで覆っているので、多少の雨風では消えることもありません。
本体の大部分がガラス製なので、いわゆるハリケーンランタンと同様のハードユースには耐えられないかもしれません……。そういった意味では、本来のアウトドアギアとしての性能はイマイチかもしれませんが、それを差し引いて考えても、所有欲を刺激するこのモダンなデザイン。アンティーク調のものが主流のハリケーンランタンの中では、すば抜けてセンスが良いです!
サバイバル系のハードなキャンプを想定している方にはあまりおすすめ出来ませんが、グランピングや、テント周りの空間作りに力を入れたいおしゃれキャンパーの方、ご自宅のお庭やバルコニーでの幻想的な時間をお楽しみになりたい方には、ぜひぜひおすすめしたいアイテムです!!
日本ではなかなか手に入りにくい非常に感度の高いアイテムでもあるので、要チェックです。
高機能&カッコイイ、でアウトドア調理を極める
キャンプ場やBBQなど、アウトドア調理がブームの昨今。
カップ麺にお湯を注ぐだけ、レトルト商品を温めるだけ、作ってもせいぜいカレーかな?という昔のアウトドア調理のレベルを超えて、グリルレストランさながらの本格的な調理をやってのけるツワモノが増え、調理器具へのこだわりも加熱する一方です。
グリルなら、turk(ターク)の鉄フライパンで決まり!
本格的なアウトドア調理を目指すなら、ドイツブランド「turk(ターク)」の鉄フライパンがおすすめです。
すでに「turk、キャンプ」などのワードで検索すると、本格キャンパーからの熱烈なラブコールが数多くヒットするほどの人気アイテムですが、当ストアでも取り扱いサイズのラインナップを強化しておすすめしているアイテムのひとつです。
銑鉄を高温で鍛造していく無骨なフォルムのフライパンは、ご家庭での普段使いでグリル料理をびっくりするほど美味しく仕上げてくれるだけでなく、アウトドアでのハードユースにも耐えうる堅剛さ。小さなサイズなら、朝食のベーコンや目玉焼きをワンプレート感覚で。大きなサイズならメインディッシュのお肉の塊を香ばしくジューシーに仕上げてくれます。味付けもシンプルに塩コショウだけで十分なほどです。
ひたすら「焼く」に徹するなら、ハンドルの長い「クラシックフライパン」を。「煮る」もこなしたい場合には、日本オリジナルの両手鍋「クラシックグリルパン」をおすすめします。当ストアのおすすめは、小さめの「クラシックフライパン」と、少し大きめの「クラシックグリルパン」の組み合わせ。どちらを買おうかお迷いの方は、まずこの組み合わせからお試しいただいて、物足りない部分が出てきたらそれを補う形・サイズのものを買い足す、というのが良いかと思います。
水分補給は、圧倒的ハイスペック・STANLEY(スタンレー)の「MASTER SERIES」で
圧倒的なスペックに加えて、マットブラックのカラーリングと無駄のないデザインがカッコイイ、存在感抜群のアイテムです。
ワークエプロンは、JONES OF BOERUM HILL(ジョンズ・オブ・ボーラムヒル)がクール!
アウトドアでの作業で身につけるワークエプロンをお探しなら、ブルックリン発オールハンドメイドの「JONES OF BOERUM HILL(ジョーンズ・オブ・ボーラムヒル)」のワークエプロンがおすすめです。
アウトドアワークをこなすには、家庭使用向けの薄手のエプロンや、女性っぽいデザインのエプロンは不向き。かと言って、アウトドア向けに作られたポケットの多さばかりが目立つ大げさなエプロンはスタイリッシュじゃない……。ワークエプロン探しは匙加減がむずかしいところです。
JONES OF BOERUM HILL(ジョーンズ・オブ・ボーラムヒル)のワークエプロンは、スタイリッシュなデザインだけでなく、ポケットのサイズや位置など細部にもこだわりが光る実用性に優れたワークエプロンで、NYの人気カフェやレストランに数多く採用されています。ローカルのカフェやブランドなどからのカスタムエプロンの受注生産も積極的に行っており、おしゃれと実用性を両立させたい方にはぴったりのアイテムです。アウトドアシーンで身につけても生活感の出ないカラーリングも魅力です。普通にフルカバータイプのエプロンとして使っても良いですし、胸の部分を折り込んでタブリエ風に使うのもカッコイイですよ!
こちらも日本での取り扱いが少ないアイテムですので、それどこの?!と感度の高さをアピールできること間違いなしです。
インドア派も、自宅のお庭や公園など身近なアウトドアを楽しんで
これからどんどん暖かくなって、屋外で過ごすのが気持ちの良い季節がやってきます。
本格的なキャンプはちょっと……というインドア派の方も、ご自宅のお庭やバルコニーでランタンを灯したり、近くの公園までお気に入りのドリンクを持ち出して読書をしたり、おしゃべりを楽しんだりと、プチアウドドア気分を味わってみませんか。
暖かくなったらいつでもすぐにお出掛けできるように、今のうちにしっかり準備を整えておきましょう!