こんにちは、FOOD LIFE DESIGN の角田です。
いよいよ桜も咲き始め、春の訪れを感じる季節になってまいりました。前回のお花見弁当特集、いかがでしたでしょうか。これからお花見という方がいらっしゃいましたら、ぜひおかず作りのご参考になさってくださいね!
春ならではの旬の食材、苺を楽しむ。
気候や風景に限らず、食材からも新しい季節の訪れを感じることができます。
今時期ですと、苺もそのひとつ。店頭に並んだ苺のパックを眺めていると、春がきたなぁとウキウキしてしまいます。
今回は、そんなウキウキした気持ちをそのままぎゅっと詰め込んだような、甘酸っぱくほんのり大人風味のコンフィチュール作りで春の訪れを満喫しましょう!

Confiture de fraises 〜苺のコンフィチュール〜
INGREDIENTS 材料 (作りやすい分量)
苺 2パック(粒の小さいもの)
砂糖(グラニュー糖) ヘタをとった苺の重さを計り、その60%の分量を用意する
レモン汁 1/2個分
ローズマリー 1本
黒胡椒 約10〜15粒(スパイシーな風味がお好みの場合は粒を潰しても)
HOW TO COOK 作り方
1.苺を洗って水気をよく切り、ヘタを取る。
2.苺の重さを計り、その60%の分量の砂糖を苺にまぶし半日置く。

3.苺から水分が出てくればOK。水分ごと琺瑯かステンレス製の鍋に移す。

4.強火にかけ、出てきたアクを丁寧にすくい取る。

5.アクが少なくなってきたら中火にし、そのまま煮る。
6.全部で20分ほど煮たら、レモン汁・ローズマリー・黒胡椒を加え混ぜ、火を止める。
7.保存する場合は温かいうちに保存用の瓶の口いっぱいまで入れてフタを閉め、冷めたら冷蔵庫に入れる。
コンフィチュールを作る際のポイント。
苺を砂糖で煮るだけ、という意外に簡単なコンフィチュール作り。
今回ご紹介したレシピでは苺の分量に対して60%の砂糖で作りましたが、お好みで60%〜100%(苺と同量)で作ることができます。80%以上ですと常温保存もできますが、それ以下の分量ですと甘さ控えめな大人向けの風味になる一方でやや保存性に欠けるので、かならず冷蔵庫で保存し、なるべくお早めに召し上がることをオススメします。
また、煮上がりの目安も気を付けたいポイント。いわゆる「ジャム」のような固さをイメージして煮詰めていってしまうと、鍋底で焦げ付いたり、冷めたときガチガチの飴のようになってしまいますのでご注意を。だいたい20分を目安に、まだちょっと緩いんじゃないかな?というところで火を止めると、冷めたときにトロリとした良い具合に仕上がります。仕上がりが気になる方は、小皿を冷蔵庫で冷やしておき、そこへ熱い煮汁をすこし取って斜めに傾けます。煮汁がツーッと垂れ落ちてしまうとまだちょっと早め。すこしゆっくりと垂れ落ちるくらいがベストタイミングです。レモン汁を加え、すぐに火を止めましょう。
