ベタベタしない!商品に貼られたラベルシールの綺麗な剥がし方

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購入した商品に貼ってある値札やバーコードなどのラベルシール。
当ストアで取り扱っている商品にも、商品本体にこうしたシールの貼ってあるものがあります。
多くの場合、商品管理のためにメーカーが貼り付けるものですが、貼ったままにしておくと見栄えが悪いこともしばしば……。とくに火にかけて加熱する商品などの場合には、紙製のシールを貼ったまま使用すると事故の原因にもなりかねません。使用前に剥がしておきたいものです。

とは言え、このラベルシールが思った以上に頑固で、上手に剥がせないことがよくあります。綺麗に剥がせていたと思ったら、途中から表面だけが剥がれ、薄く粘着部分だけが残ってしまうことも……。
今回は、そんな経験をなさったことがある皆様にぜひお試しいただきたい「ラベルシールの綺麗な剥がし方」をご紹介いたします。

シールが物に貼りつく仕組みと、剥がし方の基本的なテクニック

水で濡らした紙を何かに貼りつけるとピタッとくっつきます。
これは、紙の含んでいる水分が貼り付ける対象物の凸凹に入り込んで隙間を無くすことで、分子間力が発生するために起こる現象です。ところがこの場合、シールと違って紙はすぐに剥がれてしまいます。水は粘度がないため、すぐに流れ出てしまうからです。
一方、シールの裏側に塗られている粘着剤は粘度が高いため、強力な分子間力が発生し、ぴったりとそのままの状態で保持されます。これがシールが物に貼りつく仕組みです。

ですので、勢いよく乱暴に剥がそうとすると、シールの裏側に塗られている粘着剤が剥がす途中で裂けて、商品本体の側に残ってしまいます。
シールの上手な剥がし方の基本的なテクニックとしては、まずゆっくりと少しずつ剥がすことです。こうすれば、粘度のある粘着剤は商品本体の側ではなくシールの基材のほうにまとまって取れます。

それでも剥がれない強力なシールの剥がし方

どんなに慎重に剥がそうとしても、ぴったりと強力に貼り付いてしまって剥がれない……。シール剥がし専用の溶剤なども市販されていますが、プラスチック製品をはじめ、材質によっては商品本体を傷めてしまう危険性もあるので、気軽に試すにはすこし勇気がいります。
ここでは身の回りにあるものを使った、簡単で比較的安心してお試しできるシール剥がしのテクニックをご紹介します。

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その1、お湯に浸す

お皿やお弁当箱など丸洗いできる商品の場合には、お湯にしばらく浸しシール裏面の粘着剤を柔らかくしてから剥がす方法が有効です。
その際、お湯の温度をあまり熱くしすぎると、お皿が割れたりプラスチックが変形したりする恐れがあります。熱湯をかけるのはやめましょう。

その2、ドライヤーで温める

ドライヤーの温風を当て、粘着剤を柔らかくして剥がす方法です。
まずシールの角を少しだけ爪でめくります。この少しめくった接着面に向かってドライヤーの温風を当て、粘着剤がゆるんできたら温風を当てながらゆっくりと剥がしていきます。この方法なら、商品本体に粘着剤のベタベタも残らず綺麗に剥がすことができます。丸洗いできない商品にも有効です。

注意したいのは、プラスチック製品など熱に弱い素材には向かない点です。商品本体が熱によって変形・変色してしまう恐れがあります。
この方法はガラス製品やステンレスなどの金属製品に適しています。その際も、一点に高温の熱風を当て続けないように気をつけましょう。

その3、家庭用の中性洗剤・またはハンドクリームでパックする

シールの素材が紙の場合には、家庭用の中性洗剤を使うとベタベタを残さず綺麗に剥がすことができます。
まずシール部分にたっぷりと中性洗剤を含ませ、ラップでパックをするように覆って10〜20分ほど放置します。時間が経ったらゆっくりとシールを剥がし、綺麗に洗い流せばOKです。
この方法はガラス製品、ステンレスなどの金属製品、お皿、プラスチック製品など、中性洗剤で洗えるものなどあらゆるものに有効ですが、塗装加工されたものなどは変色してしまう恐れがあるので気を付けましょう。

同じように、ハンドクリームを塗り込んでラップでパックして剥がす方法もあります。これはハンドクリーム内の油分が働くためなので、植物油などでも代用できます。変形が怖いプラスチック製品などに有効な方法です。シールを剥がし終わったら、クリームをよく拭き取っておきましょう。

商品本体にシールの粘着剤のベタベタが残ってしまったら……

シール自体はなんとか剥がせたものの、粘着剤の一部が商品本体に残ってベタベタする……。
そんなときには、セロハンテープやガムテープなどを数センチくらい切り取って粘着面を外側になるように輪っかを作り、テープの粘着面を商品本体のベタベタが残っている部分に押し当てて取っていきます。すると商品本体のベタベタ部分がテープの粘着剤にくっついて取れていきます。糊で糊を取るという方法です。

この他に、消しゴムやメラミンスポンジでこする方法もありますが、摩擦によって一部のプラスチック製品などで変色を起こしたり、表面の加工が変質してしまう場合があるので注意が必要です。表面がつるつるしたガラス製品や陶磁器などなら安心して試せそうです。

早めのうちに剥がすのもポイント

商品に貼られたラベルシールに関しては、火にかける商品など剥がさないと事故に繋がるケースを除いて「買ってすぐに全部剥がす派」と「ずっと貼っておく派」に分かれるようです。
長い間貼ったままにしておいたシールはその分剥がれにくくなってしまいますので、剥がす場合にはなるべく早めのうちが良さそうです。
もしも、上手に剥がせないので仕方なくいつも貼ったままにしている、という方がいらっしゃいましたら、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょう。